模範解答
R3 | ||
問題番号 | 解答 | 関連項目 |
問7(a) | 3 | 波の性質 |
問7(b) | 4 | 波の式 |
問8 | 4 | 運動量保存則 |
問9 | 5 | 剛体のつり合い、力のつり合い |
問10 | 5 | 慣性力、円運動 |
問11(a) | 2 | 熱力学、気体の状態方程式 |
問11(b) | 2 | 気体の状態方程式 |
問12 | 1 | 物体の運動 |
問13 | 3 | 電磁場中の粒子 |
問14 | 2 | 直流回路、キルヒホッフの法則 |
問15(a) | 1 | 交流回路、過渡現象、コンデンサー、LC直列回路 |
問15(b) | 4 | 交流回路、LC直列回路 |
問7
7(a)
山が三個あるので、
よって(3)
7(b)
よって(4)
問8
すべて正しい
(ア):運動量の定義
(イ):力積の定義
(ウ):
(エ):においてが大きい場合
(オ):においてが大きい場合
したがって(4)
問9
特になし (5)
問10
特になし (5)
問11
11(a)
これを解いて よって(2)
次元計算
物理の問題を解く際には次元計算を行うことをおすすめします。
などを使います。
11(b)
Aのモル数は
問題条件より、
よって(2)
問12
等加速度運動の式
よって(1)
問13
電場の式より電場の強さは
よってこの電荷に働く力は
(3)
問14
起電力を順方向(上向き)正として流れる電流をとする。またダイオードの順方向(下向き)正として流れる電流をとする。キルヒホッフの法則より、電池を下向きに流れる電流の大きさはとなる。
ここでダイオードの性質より ①
となる。 ② 回路についてキルヒホッフの法則より
③ 回路についてキルヒホッフの法則より
④②と③からを消去
①に代入
よって(2)
別解
模範解答ではの条件を求めたが、回答の選択肢を見ると不等号の比較対象が同じパターンがない。(すなわち(1)a>b(2)a<bのような選択肢がない)そこでの条件を求めれば消去法で答えを一つに絞り込めることが分かる。またキルヒホッフの法則よりヲ流れる電流は共通であることが分かりこれをとする。
①回路でキルヒホッフの法則
②回路でキルヒホッフの法則
①、②より
よって(2)
問15
15(a)
スイッチBにつないだ後はLC直列回路となる。よってその共振周波数は
とあらわされる。 よって
したがって(1)
別解
微積分で解く方法。時刻でのコンデンサーの電荷を上の板を正として、反時計回りを正として回路を流れる電流の大きさを、コイルの誘導起電力を電流の向きを正としてとすると、キルヒホッフの法則より
コイルの自己誘導の公式
より これをで微分し、 電流の定義 よりとなり、 単振動の運動方程式、
と同型の2階線形微分方程式となる。 よって
15(b)
共振回路の場合、コンデンサーに流れる電流と電圧(=電荷)の位相が90度ずれる。すなわち、が最大の時、となりコンデンサーが保有する静電エネルギー
も最大となる。逆にが最大の時、で、コイルの持つエネルギーも最大となる。ここで電荷の最大値はスイッチAで充電した状態なので
またエネルギー保存より
よって
よって(4)解説記事一覧
下の記事内にまとめてあります。 はじめに 航空大過去問 - ひきろうの忘備録